8.亀裂や穴をパテで埋める
下地となる壁面に穴や亀裂が入っていたら、仕上がりに影響がでるので、パテで埋めておきましょう。
9.浮いた塗膜は剥がす
- はがれかかった塗膜は、塗装のキレイな仕上がりを妨げます。作業前に落としておきましょう。
- 塗膜のはがれの残り部分は、塗膜の厚みが段差になってしまうのでサンドペーパーをかけて滑らかにしておきましょう。
- 不要な部分を剥がし終えたら、上から目の細かいサンドペーパーをかけ、塗膜の段差が目立たないよう平らに馴染ませます。
10.サンドペーパーをかける
- サンドペーパーは凸凹やザラザラな面を滑らかにする事もできれば、ツルツルすぎる表面に細かい傷をつけて、塗料や接着剤がよくくっつくようにする事もできます。
- 一部の化粧合板(プリント合板)は、防汚加工が施され、ペンキが付着しにくく出来ています。このような場合は、粗目のサンドペーパーを使って表面を荒く仕上げると塗装可能になります。
塗装の基本 養生
11.不要な物を外す
- 家具やスイッチプレート、照明器具、カーテンレール等は養生をするより外す方が楽です。
- 部屋も広くなって塗装もしやすくなるので取り外せる物はできるだけ外すようにしましょう。
12.マスキングテープを使う
- 柱など塗装したくない部分は塗らない部分にマスキングテープをはって保護します。
- マスキングテープは利き手で持ち、50cmくらいずつ貼っていきます。マスキングテープの端のラインが塗膜の境目となるので、真っ直ぐに貼るのがコツです。
【指で上から押さえ、しっかり密着させる】
マスキングテープを貼っただけの状態では、まだテープが密着しておらず、塗料が隙間からテープと密着面との間に入ってしまう事もあります。指でテープ(特に縁の方)を上から押さえて、しっかりと密着させます。
13.布コロナマスカーを使う
布コロナマスカーはマスキングテープより広い面積を保護するものです。床や窓ガラスなどの保護に最適です。
【布コロナマスカーの貼り方手順】
- 布コロナマスカーをマスキングテープと同じ要領で貼ります。
- シート部分を広げます。
- 広げたシートを床面に置きます。静電気の作用で床に張り付きます。
14.参考例
【スイッチプレートの場合】
プレートの周りにマスキングテープを貼ります。
【照明機器の場合】
- マスキングテープを根元に巻きます。
- その上にロールマスカーを貼ります。
- シート部分を広げて隙間がないよう照明機器をすっぽりと覆う。
- 完成。
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